こんな症状ではありませんか?

すぐに治る軽いものから嘔吐を伴うものまで、症状はさまざまです。原因も疲労や飲み過ぎ、耳や脳幹、大脳や小脳の病気によるものまでさまざまあります。
命にかかわる病気が隠れている場合がありますので、症状が頻発する場合は、まず診察を受けてその原因を知り、適切な治療を受けることが大切です。
めまいの症状別の原因と治療のポイント
めまいには、次の3つの症状があります。
・症状1 回転性のめまい
・症状2 非回転性のめまい(脳に異常アリ)
・症状3 非回転性のめまい(脳に異常ナシ)
回転系のめまいでは「自分が回っている」、「周りが回っている」、あるいは「フラフラする」といった自覚症状があります。非回転系には、そういった症状はありません。
それぞれ原因と治療のポイントを見ていきましょう。
症状1 回転性のめまいについて
症状について
耳鳴りや難聴を伴うことが多く、おしんや嘔吐を伴います。
自分自身、あるいは周囲が「ぐるぐる回る」という感覚、「ふらふらする」という感覚、「動き出すとうまく歩けない」といった症状があります。
回転性のめまいの原因について
原因は、末梢の内耳の障害です。
回転性のめまいの治療のポイント
治療のポイントは、内耳の障害を取り除くことです。
そのためには、鍼治療によって内耳周辺の血流を良くすることが重要です。
それに加え、首や頭の筋肉を緩める治療など、内耳の障害の補助をするための治療を行います。
回転性のめまいの治療回数の目安
週1回のペースで10回ほどです。
10回の治療後に、患者様自身に、治療の効果の有無、治療を継続するかどうかの判断をして頂きます。
10回の治療後に「まったく変わりません」という方がごく稀にいます。その理由は、めまいの症状が出てもなかなか治療に行かず、長期間放っておいたことで、めまいの状態で安定してしまっているからです。
このようなケースもありますので、なるべく早く、治療にお越し下さい。
症状2 非回転性のめまい(脳に異常アリ)について
原因について
非回転性のめまいは、脳によって発生するめまいです。
脳幹にある前庭神経核(ぜんていしんけいかく)から、大脳・小脳までの経路での障害が起こっているのです。
この場合、耳鳴り・難聴を伴うことが少なく、おしんや嘔吐はほとんどありません。
治療のポイント
脳の障害の場合、鍼治療の効果はありません。
非回転性のめまいを感じたら、一刻も早く病院に行って脳のチェックをすることをお勧めします。
ただし、病院でチェックをしても、脳に異常がないと診断された場合は、鍼灸による治療効果がある場合があります。その場合については、以下に詳しく記載しております。
症状3 非回転性のめまい(脳に異常ナシ)について
原因について
発作的に起こってる場合があります。
治療のポイント
治療のポイントは、内耳の周辺、経絡(けいらく)でいうと少陽系(しょうようけい)にあるツボを、通常の鍼灸用の鍼か擦るように使う「てい鍼(ていしん)」という鍼で押します。
※経絡とは、ツボを連ねたもの。経絡は、身体の中心の前後(腹と背)に1本ずつと陰と陽に6組ずつ分かれた12本、合計14本あります。
治療の回数の目安
少ない治療回数で効果が出ることが多いです。場合によっては1、2回でめまいが完治することがあります。
協会認定鍼灸師の治療【5つの特徴】
【特徴1】半世紀にわたり研究実践された鍼灸術
【特徴2】実際に効果が出ている治療法
【特徴3】治療ごとに通院回数の目安がある
【特徴4】難聴、耳鳴り、めまい、鼻閉などの難治性疾患に注力している
【特徴5】標準化された技術を用いている
めまいの治療を受けた患者様の声
私は主人の海外勤務に帯同してドイツに住んでいた際に、現地でめまいを患い耳鼻科に行ってドイツ人の医師に鍼をうってもらい良くなりました。日本に帰り、再発した時に同じように耳鼻科に行きましたが、鍼はうってくれず良く成りません。そこで鍼灸治療院をネットで探し、鍼治療を受けました。直ぐに良くなり、ホッとしています。
(40代女性)
医師の治療が必要な場合
前述のように非回転系のめまいの場合は、まず病院に行って脳の検査をしてください。非回転系のめまいとは、自分や周りが回っているという感覚やフラフラするという感覚がないめまいです。
よくある質問
めまいについてよく頂くご質問とその回答です。お問い合わせを頂く前に、ご確認頂ければ幸いです。
- めまいの鍼治療の内容を具体的に教えて下さい。
- テキスト
- 1回の治療時間と費用、保険が適用されるかどうかを教えて下さい。
- テキスト
- 耳鼻科では良くなりませんでしたが、その場合でも治るのでしょうか?
- テキスト
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